2016年04月04日

「ミセス クリスティーナ」vol.6

image-f4c0b.jpeg
「ミセス クリスティーナ」vol.6

「チルキー!わたし社会を変えるわ!」

ーーーーーーーーーーー。

ジーンに連れて来られたのはイギリスのロンドンだった。

クリスの生まれ育ったアマルフィの農村とは、比べものにならない街並みで道行く人は皆背広にハットを被り、髭を蓄えている。

クリスは、イギリス人に圧倒されながらも、これから起こる事に胸が高鳴っていた。

クリスは言った。
「ジーン、わたしは何の仕事をするの?」

「もうすぐ分かるわ。」

ジーンがチラッとクリスを見て言った。

それからしばらく走り、2人を乗せた馬車は、古めかしい二階建ての建物の前で止まった。

ジーンが言った。
「ここよ。」

クリスが降り立った古めかしい二階建ての建物の前には、大勢の人たちが並んでいた。

クリスはジーンに連れられて、並んでいる人たちの間をするりとすり抜け、二階の窓際の部屋に案内された。
どうやらここがジーンのオフィスのようだ。

ジーンが荷物を置くとクリスに言った。
「わたしの仕事は、イギリス各地の農産物をロンドン市場に集め、そこで販売する仕事よ。つまり、中間バイヤーよ。今、外に並んでいた人たちがそのバイヤー達。最近、彼らがまともに仕事をしてくれないから困ってたの。うまく仕事してもらってね。細かい仕事の流れは隣の部屋にいる「フーバー」に聞いてね。」

クリスは一連の内容はすぐに理解したが、まず何をやれば分からなかった。

「そうね!まずはフーバーに聞こう!」

クリスはジーンにあいさつをし、隣の部屋をノックした。どんな人だろうと心なしかソワソワしながらドアを開けた。

vol.7に続く


posted by 洋風バナナ at 22:32| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ページの先頭へ戻る
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。